ブックタイトル会報2019年11月

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会報2019年11月

Page 6 第197号 令和元年11月発行臨床糖尿病支援ネットワーク[当法人会員] 総合司会広瀬病院 永田 昌宏 [理学療法士]第4回西東京運動療法研修会は、午前の部、午後の部ともに3演題とパネルディスカッションが行われました。午前の部では、児玉優太先生に「腎症重症化予防の取り組みとその背景」として、糖尿病性腎症重症化予防プログラムや腎症に対する運動療法の概略について講演して頂きました。高木由利先生に「腎症重症化予防における臨床的意義とは~糖尿病性腎症を悪化させない人生を!~」として、腎臓の基礎知識と腎症の進展抑制における食事療法の重要性について講演をして頂きました。大平雅美先生に「腎症重症化予防における運動療法の意義とは」として、糖尿病性腎症の様々な研究を踏まえた運動療法の歴史と捉え方を講演して頂きました。パネルディスカッションでは「腎症重症化予防~課題と期待~」について、午前の部の演者と参加者で午前の講義の内容を踏まえた討論が行われました。午後の部では、小池日登美先生に「運動療法の実践~腎症1・2期~」、水谷健先生に「運動療法の実践~腎症3・4期~」、福島由香里先生に「腎症重症化予防の食事療法」として、臨床経験を踏まえた実践的な内容を講演して頂きました。パネルディスカッションでは福島由香里先生、井上岳先生、天川淑宏先生に「腎症重症化予防~食事、薬物、運動のInteraction~」をテーマに、提示された1症例に対して栄養士、薬剤師、理学療法士の立場から、食事療法および薬物療法と運動療法との相互作用についての検討が行われました。腎症重症化予防を目的とした運動指導に関わっている専門職は数少ないのが現状と思われますが、68名が参加しました。糖尿病性腎症を基礎から治療までを幅広く学び、運動療法の指導において必要な視点と、現時点で不足しているものが明確に示され、有意義な研修会となりました。報告 2019年度 西東京糖尿病療養指導プログラム今年度は、51名の方がフリーコースに参加されました。日時:令和元年7月28日(日)場所:北里大学第4回 西東京運動療法研修会職種 人数(准・正)看護師 22(管理)栄養士 18薬剤師 6臨床検査技師 2医師 1その他 2計 51名<参加者職種内訳>興味のある講義をピックアップして聴講でき、とても有意義でした。初めてのフリーコース参加でしたが、他職種の講義も大変勉強になりました。看護看護看護看護栄養栄養栄養栄養薬剤薬剤検査検査運動運動運動運動0% 20% 40% 60% 80% 100%午前①午前②午後①午後②<参加した研修会>看護栄養薬剤検査運動未回答※回答者数:39名フリーコース(5分科会自由受講)大変有意義な研修会でした。ありがとうございました。初めて糖尿病を学ぶ方にも分かりやすく作ってくださったと思います。大平先生 児玉先生 高木先生