ブックタイトル会報2022年11月
- ページ
- 2/6
このページは 会報2022年11月 の電子ブックに掲載されている2ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 会報2022年11月 の電子ブックに掲載されている2ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
会報2022年11月
Page 2報告第233号令和4年11月発行平成29年度西東京糖尿病療養指導プログラム日時:令平和成429年7月7 109日(日)2022年度西東京糖尿病療養指導プログラムオンライン場所:駒沢女子大学第18回西東京薬剤研修会[当法人評議員]大和調剤センター森貴幸[薬剤師]2022年7月10日にZoomミーティングを用いて第18回西東京薬剤研修会を行ったのでご報告いたします。4つのセクションのうち3つをそれぞれ1名の先生に、合計3名の先生に講演を行っていただきました。1つ目の演題『糖尿病自己注射製剤の進化』としてかんの内科菅野一男先生にインスリンの歴史、デバイスの歴史、GLP-1受容体作動薬などの進化を教えていただきました。インスリンを発見して100年の間に起きたことが手に取るようにわかり、とても興味深い内容でした。2つ目の演題『糖尿病機器の進化』として多摩センタークリニックみらい藤井仁美先生にCSII、isCGM、SAP、HCL(ハイブリッドクローズドループ)などについてご講演していただきました。日本のデバイスはアメリカと比べまだ遅れはありますが、HCLの登場で大分進んできたと教えていただきました。3つ目の演題『経口血糖降下薬の進化』として杏林大学医学部安田和基先生にメトホルミンの新たなる作用、SGLT-2阻害薬、経口GLP-1受容体作動薬、新しいイメグリミンの作用機序を含めてご講演いただきました。最後のセッションでは実行委員のメンバーで「糖尿病症例でトレーシングレポートを書いてみる!」と題してシンポジウムを行いました。トレーシングレポートは薬局においてはとても重要な位置にあるが無意味に出すことだけを目的とならないように解説を行い、薬局と病院をつなぐツールとなっていくことが望ましいと思いました。これからの薬剤師による患者支援に役立つ講演会でした。この講演をきっかけにして頑張って薬剤師業務を遂行できれば嬉しく思います。来年は会場で参加者が集まり開催ができると嬉しく思います。第6回西東京臨床検査研修会[当法人会員]杏林大学医学部付属病院鈴木光一[臨床検査技師]百瀬崇先生7月10日(日)に「第6回西東京臨床検査研究会」が杏林大学井の頭キャンパスを会場としてZoomを利用し、開催されました。今回のテーマは「糖尿病療養指導士の可能性・タスクシェア・シフトで臨床検査技師はどこまでできるか」という題で前年より参加者が多く、密度の濃い内容となりました。午前の講演はケトアシドーシス患者を例にとって、杏林大学医学部付属病院から糖尿病代謝内科医師で本法人の代表理事でもある近藤琢磨先生にケトン体代謝についての生理的意義、治療と注意点、特に最近のケトン体による臓器・細胞保護作用について、また、薬剤部の小林庸子先生より糖尿病治療薬について新薬の治験とバイオシミラーが認可される経過の概要を交えて、わかりやすく講演していただきました。午後の講演は、北陸大学医療保健学部、油野友二先生よりタスクシフト・シェアについてという話題となっている業務拡大についての講演をしていただき、業務の一つであるCGMの概要をテルモ株式会社様とアボットジャパン合同会社様から、東京都立多摩総合医療センター内分泌代謝内科百瀬崇先生より糖尿病治療におけるCGMデータの活用法という題で症例を交えながら、AGPについての解説をしていただきました。コロナ渦での開催であり、タスクシフト・シェアが関心事であるなかでの充実した研究会となりました。臨床糖尿病支援ネットワーク