ブックタイトル会報2023年2月

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会報2023年2月

Page 2報告第236号令和5年2月発行平成29年度西東京糖尿病療養指導プログラム日時:令平和成429年107月19日(土日)第39回武蔵野糖尿病研究会Webセミナーオンライン場所:駒沢女子大学令和4年10月1日(土)オンライン開催にて、『第39回武蔵野糖尿病研究会Webセミナー』が開催されました。基調講演は、武蔵野赤十字病院内分泌代謝科蝶名林美波先生より「糖尿病と感染症の深い関係」についてご講演いただきました。1.糖尿病と感染症について、2.感染症が誘因となり得るシックデイについて、という2部構成でまとめていただきました。糖尿病の患者を診療する場合において易感染性と感染症合併時の感染症の重症化は大きな課題である点や糖尿病患者がかかりやすい感染症について、また、シックデイ時の対応について実症例をご提示いただきながらご講演いただきました。コロナ禍の現在、糖尿病と感染症との関連についても取り沙汰されており、再考する機会となるご講演でした。特別講演は、東邦大学医療センター佐倉病院糖尿病・内分泌・代謝センター准教授齋木厚人先生より「肥満・糖尿病患者と共に歩むための薬物治療と外科治療、それを支えるチーム医療」という演題にてご講演いただきました。偏見(=スティグマ)を放置すると、腎不全(透析)患者などが増加し、結局は社会が不利益を被ってしまうという問題提起から始まりました。肥満・糖尿病は心身両面に関与する難治性疾患で、「リバウンドする疾患」であり、その治療には集学的アプローチが不可欠である点、実症例やご施設での取り組みをご提示いただきながら心理社会面を支えるチーム医療についてご教授いただき、外科内科治療全てにおいて患者さんが治療中断せず治療へのモチベーションを維持していくためにも、チーム医療が大切になると改めて気付かされるご講演でした。当日は103名の先生方にご参加いただき、質疑応答の時間も熱心な意見交換がされ、大変有意義な会となりました。報告平成29年度西東京糖尿病療養指導プログラム日時:平成29年7月9日(日)第36回多摩糖尿病チーム医療研究会日時:令和4年10月20日(木)オンライン場所:駒沢女子大学令和4年10月20日(木)19:00よりオンライン配信にて『第36回多摩糖尿病チーム医療研究会』が、当番世話人・総合司会の多摩センタークリニックみらい藤井仁美先生の開会の挨拶により開催されました。本会は、糖尿病治療において医師をはじめメディカルスタッフがチーム一丸となって取り組んでいる活動を紹介する講演会であり、今回のテーマは『がんと糖尿病』です。特別講演は、多摩市のみゆきクリニック院長辻野武先生により『膵がんと糖尿病』と題しご講演を賜りました。辻野先生は、近年増加傾向にある「膵がんと糖尿病」の関連性について概要や画像所見を用い分かりやすく解説いただきました。辻野先生は、多くの質問にも丁寧に回答されていました。一般演題では、『がん治療をめぐる当院での取り組み』をテーマとし、多摩センタークリニックみらいの4名の先生方にご講演を賜りました。1人目は医師の吉村弘子先生で『膵臓がんの症例』、2人目は看護師の野村一代先生で『情報シートに垣間見るがんと糖尿病』、3人目は臨床検査技師の大川原めぐみ先生で『腹部エコー検査を活用した糖尿病患者とがん』、最後にウラン薬局管理薬剤師の尾田哲哉先生で『がんを併発した糖尿病患者の薬局でのフォローアップ』でした。質問も多く、ディスカッションも活発に大いに盛り上がりました。最後に、杏林大学医学部付属病院兼近藤医院近藤琢磨先生より閉会の挨拶をいただき、チーム医療の重要性について触れ、今回の一例を各病院での参考事例にしていただきたいと結び、閉会いたしました。本会は、新型コロナウイルス感染状況を鑑み、オンラインのみ開催でしたが、50名弱の先生方に視聴いただき大変有意義な会となりました。臨床糖尿病支援ネットワーク