ブックタイトル会報2023年4月

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会報2023年4月

Page 2報告第238号令和5年4月発行平成29年度西東京糖尿病療養指導プログラム日時:令平和成429年127月69日(火日)西東京CSII普及啓発プロジェクト第23回研修会立場川所相:駒互沢病女院子大学[当法人評議員]大和調剤センター森貴幸[薬剤師]令和4年12月6日(火)に久しぶりに会場で参加者を迎えて西東京CSII普及啓発プロジェクト第23回研修会を行ったのでご報告いたします。『本邦におけるパッチポンプとCGM~ハンズオンセミナーとポンプ導入症例紹介』というメインテーマで、今回テルモ株式会社から発売されている『MEDHISAFE WITH』と『Dexcom G6 CGMシステム』について情報提供並びに実際の機種に触れてみるもので開催いたしました。製品紹介としてテルモ株式会社の山之内信介先生から『MEDHISAFE WITH』の開発コンセプトや実際に使われている施設での状況を報告していただきました。『MEDHISAFE WITH』は女性の方が男性に比べ使われていています。女性に選ばれている理由の一つとしてチューブレスのパッチポンプのため服装の制限を受けにくいところにあると思われます。使用年齢層は「イージーパッチ」が大きいため、接地面を十分に取りにくい10歳未満での使用は少なくなっていました。ハンズオンセミナーはテルモ株式会社の高木真里先生に『Dexcom G6 CGMシステム』について製品の特長、『Freestyleリブレ(isCGM)』と『血糖自己測定(SMBG)』、『Dexcom G6(rtCGM)』の違いを教えていただきました。CGMはSMBCに比べ連続的にグルコース値を見ることが簡便にできるため、これからの糖尿病治療における役割が大きくなっていくと思われます。実際に手に触れてみる研修会であったことは参加者にとって、とても臨場感があり良い研修会になったと思います。症例報告として加藤内科クリニックの加藤則子先生よりDexcom G6導入事例とクリニックみらい立川の菅原加奈美先生よりMEDHISAFE WITH導入例をご発表いただきました。機器の選択理由などを教えていただき患者さんの導入までの思いや導入後の様子などを知ることができ、他の患者さんにも導入する際の情報としてとても有意義でした。次回本年6月頃に第24回を開催する予定です。多くの先生方に参加していただけると幸いです。報告平成29年度西東京糖尿病療養指導プログラム日時:令平和成529年1月7 129日(木日)第9回西多摩・南多摩糖尿病カンファレンスオンライン場所:駒沢女子大学令和5年1月12日(木)Web配信にて『第9回西多摩・南多摩糖尿病カンファレンス』が当番世話人の多摩センタークリニックみらい院長藤井仁美先生および仁愛医院院長吉村中行先生のご挨拶により開催されました。特別講演は、多摩センタークリニックみらい院長藤井仁美先生のご司会で、千葉大学医学部付属病院病院長横手幸太郎先生より『動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022のポイントと糖尿病診療への活かし方』と題しご講演いただきました。動脈硬化性疾患予防ガイドラインは5年ぶりに改訂され、2007年版よりタイトルが診療から予防に変更され、新たに予防へ焦点を当てて作成されております。そのような中で、横手先生より、この度の動脈硬化性疾患予防ガイドライン2020のポイントとして、一次予防すなわち高リスク病態や他疾患の有無を見極めることが重要であるとのお話がありました。また、糖尿病がある場合のLDLコレステロールの管理目標値にも言及され、二次予防に関する内容もご講演くださいました。横手先生はガイドラインの作成委員会のメンバーであり、非常に興味深いご講演でございました。パネルディスカッションは、『糖尿病合併循環器疾患』をテーマに、仁愛医院院長吉村中行先生のご司会で、日本医科大学多摩永山病院循環器内科准教授・部長小谷英太郎先生および東京医科大学八王子医療センター糖尿病・内分泌・代謝内科講師松下隆哉先生より勤務医の立場からパネリストを務めていただきました。多くの先生方に活発なご意見・ご質問をいただき、大いに盛り上がりました。最後に、本会の代表世話人である東京医科大学八王子医療センター糖尿病・内分泌・代謝内科兼任准教授大野敦先生よりご挨拶をいただき閉会いたしました。Webでの開催となりましたが49名の方々に視聴いただき大変有意義な会となりました。臨床糖尿病支援ネットワーク