ブックタイトル会報2023年7月

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概要

会報2023年7月

第241号令和5年7月発行Page 3第66回日本糖尿病学会年次学術集会に5月11日(木)~13日(土)の3日間、鹿児島にて現地参加してきました。テーマは糖尿病学維新―つなぐ医療拓く未来―でした。学会は現地開催とライブ配信で行われ6月1日(木)より6月30日(金)までオンデマンド配信も行われました(この原稿を書いているのは5月26日でオンデマンド開始を楽しみにしている状況です)久々の現地参加の学会でした。11日のポスター発表のため10日に東京からの最終便で鹿児島空港についたところ、空港から鹿児島市内に向かうバス待ちが長蛇の列でびっくりしました。学会参加者も多くみられコロナ前に戻りつつあるのかと感じられました。私の発表はくすりと糖尿学会(以下JPDS)での2021年から2022年にかけてのJPDSのアドボカシー活動の報告をすることでした。薬剤師の間では糖尿病に関するスティグマそれに対するアドボカシー活動の認知度はあまり高いものではありません。今回私たちは2022年5月にJPDSの3委員会(教育研修・将来計画・広報)が中心となって代議員30名によるワークショップを開催しました。ワークショップでは、代議員が経験したスティグマに対する共通の理解と認識を深め、アドボカシー活動の展開について検討しました。またスモールグループディスカッションでは、薬剤師として日ごろ感じている糖尿病患者のスティグマを抽出しその結果を反映したアドボカシー活動のポスターを作成しました。このポスターはhttps://jpds.or.jp/advocacy/よりダウンロードすることができます。皆様もぜひ一度ご覧になってください。今回のデジタルポスターの発表では同じ座長先生のもと当法人理事の杏林大学医学部付属病院薬剤部の小林庸子先生も発表されました。先生のご発表はご施設の10年間の糖尿病透析予防指導管理の成果についてでした。先生のご施設ではeGFRの前年との差からの平均低下率は-2.1±1.3 mL/min/1.73m 2と素晴らしい成果のご発表でした。[当法人評議員]公立昭和病院本田一春[薬剤師]中止になってしまいましたがMorning RUN & WALKのゼッケンです。来年はできるといいですね。読んで単位を獲得しよう答え1,5下記の解説をよく読みましょう。(問題は1ページにあります。)解説1.〇:フォンテイン分類は下肢虚血の重症度を評価するスケールで、Ⅰ度:無症状、Ⅱ度:間歇性跛行、Ⅲ度:安静時疼痛、Ⅳ度:潰瘍・壊死となる2.×:F式(LDL-C=TC-HDL-C-TG/5)より算出すると140mg/d?となり管理目標より高値である3.×:Toe Brachial Index(足趾上腕血圧比検査)は罹患期間の長い患者さんで石灰化が進行している場合でも閉塞性病変の存在を検査することが可能4.×:水分の摂取は大切。控えることでの脱水の方が危険となる5.〇:Ankle-Brachial-Index(足関節上腕血圧比)は動脈に狭窄や閉塞があると低くなる。この患者さんは検査安静時でも疼痛が認められ、下肢血管の高度狭窄が疑われるため低値である可能性が高い臨床糖尿病支援ネットワーク