ブックタイトル会報2023年12月

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会報2023年12月

Page 2報告第246号令和5年12月発行平成29年度西東京糖尿病療養指導プログラム日時:令平和成529年8月7 269日(土日)災害対策委員会第10回患者さん向けセミナーオンライン場所:駒沢女子大学[当法人理事]東京都立多摩総合医療センター辻野元祥[医師]市民向け糖尿病災害対策セミナーは、コロナ禍で久しく、直接開催ができませんでしたが、4年ぶりにリアルで、「いつ来てもおかしくない大災害!?糖尿病をもつ方の災害対策とは?」のタイトルのもと、8月26日土曜日、武蔵野スイングホールで開催されました。また今年度は、北多摩南部保健医療圏糖尿病医療連携検討会および南多摩保健医療圏糖尿病医療連携検討会との共同開催となりました。オープニングリマークでは、宮川高一先生から、西東京臨床糖尿病研究会から臨床糖尿病支援ネットワークに至るまで、多摩地区でどのようにして糖尿病災害対策に取り組んできたか、その歴史について紹介がありました。その後、「医師の立場から」で私、辻野から、東京都に起こりうる地震、富士山噴火による降灰、大規模水害などの説明、災害時の内服薬やインスリン製剤の対処方法について解説させていただきました。「看護師の立場」として、クリニックみらい立川の菅原加奈美先生から、普段から備える災害用品として、かなりのものが100円ショップで準備可能なこと、災害時の留意点などについて解説してもらいました。「薬剤師の立場」として、杏林大学医学部付属病院薬剤部の小林庸子先生からは、災害時に自分の服用、注射している薬剤をどのように伝えるかのコツについて解説してもらいました。クロージングリマークとして、当法人代表理事の近藤琢磨先生から総括のご挨拶をいただきました。会場には、30名ほどの患者さんやご家族、10名の関係者が集まり、熱心にご聴講いただきました。来年度は、2回目の市民向け糖尿病災害対策セミナーを、多摩府中保健所の講堂で、2024年3月2日(土)14:30?16:00に開催する予定です。詳細はこれから詰めて参りますが、患者さんやご家族にもご案内くださるようよろしくお願いいたします。報告平成29年度西東京糖尿病療養指導プログラム日時:令平和成529年8月7 269日(土日)第8回看護に役立つ糖尿病フットケアセミナーin多摩場所:オンライン:駒沢女子大学[当法人理事]中島内科クリニック中島泰[医師]令和5年8月26日(土)15:00よりクロスウェーブ府中にて「第8回看護に役立つ糖尿病フットケアセミナーIN多摩」が開催されました。本年はコロナ禍となって初の企画であり、ハイブリッドでの実施となりました。代表世話人のイムス三芳総合病院貴田岡正史先生の開会の挨拶に始まり、総合司会を武蔵野赤十字訪問看護ステーション豊島麻美看護師にお務めいただきました。第1部「教育講演」では、立川相互病院皮膚科科長尾立冬樹先生に「当科に於ける足潰瘍治療の取り組み」についてご講演いただきました。体重の負荷、繰り返す物理的圧迫、小さな傷をきっかけとし、局所の相対的な酸素不足が生じ、足潰瘍、壊疽に至ります。早めの免荷指示、身近な資材での免荷の仕方、感染創への実用的な対応を教えていただきました。糖尿病の状態と足病変の進行にはタイムラグがあり、早めの受診で良いので専門外来へ紹介するようお話いただきました。第2部「事例提示」では、多摩北部医療センター町田景子看護師に「継続加療で支える足潰瘍症例」についてご講演いただきました。足の観察、足病変のアセスメント方法、靴選び、爪切り、陥入爪の処置などを教えていただきました。ブラックヒール(踵や胼胝内などの角質層内への出血)や関節の変化、靴擦れや足の浮腫など患者の足をよく観察し、早めに変化に気付く重要性を強調されました。第3部「実演・実技」では、町田景子看護師に具体的な足の観察、爪切りについて実演をいただきました。その後、会場では、フットモデルを用いた実習を行いました。2年ぶりの実技を含めた開催となりましたが、多くの方にご参加いただき、非常に密度の濃いセミナーとなりました。臨床糖尿病支援ネットワーク