ブックタイトル会報2024年3月
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会報2024年3月
Page 2報告第249号令和6年3月発行平成29年度西東京糖尿病療養指導プログラム日時:平成29年7月9日(日)第37回多摩糖尿病チーム医療研究会日時:令和5年10月12日(木)場所:立駒川沢相女互子病大院学[当法人評議員]立川相互病院宮城調司[医師]10月12日(木)立川相互病院講堂にて第37回多摩糖尿病チーム医療研究会が開催されました。今回は、立川相互病院におけるチーム医療とのことで各職種から発表を行いました。当院はHPH(Health Promoting Hospital)に加盟しており、まず、外来看護師から『社会的問題へのアプローチで通院継続に繋がった1例』、当院での気になる患者家庭訪問や通院中断対策、通院継続をする上での社会環境的な問題をクリアする取り組みなどを紹介いたしました。外来MSWから『無料低額診療と社会的支援を要する糖尿病患者の1例』、無料低額診療の紹介など経済的な支援について話しました。退院支援看護師から「経済的な問題からサービスが増やせない患者の退院支援」、認知機能低下、キーパーソン不在、経済的問題など様々な問題を抱えている患者を実際に在宅療養に繋げる取り組みについてお話しいただきました。医師から「ゴミ屋敷に住む糖尿病合併高齢者夫婦への介入」、経年的に認知機能低下あり在宅療養が困難となる、周囲の福祉医療スタッフが環境調整に奔走するという事例でした。最後は、満期になった生命保険の存在で経済的問題が一気に解決するという内容でした。外来診療だけではなく訪問診療・ケアマネジャー・訪問看護・訪問介護・薬局など様々な職種が在籍する当院らしさが溢れる事例紹介だったと思います。特別講演では、千葉大学予防医学センター社会予防医学研究部門教授近藤克則先生から「糖尿病への社会環境アプローチ」という題でお話しいただきました。『健康格差社会』など多くの本も執筆されている先生です。未病の段階からの環境調整、周囲との繋がりと疾病の関わりなど、様々なアプローチがあると気づかされました。日常診療で困っている患者への対応や、普段気づかない糖尿病への様々なアプローチなど、大変有意義な会になったと思います。報告平成29年度西東京糖尿病療養指導プログラム日時:平成29年7月9日(日)西東京CSII普及啓発プロジェクト第25回研修会日時:令和5年11月28日(火)場所:立駒川沢相女互子病大院学[当法人評議員]大和調剤センター森貴幸[薬剤師]11月28日(火)に立川相互病院講堂にて西東京CSII普及啓発プロジェクト第25回研修会を開催したので報告をいたします。新型コロナ感染症が5類に変更になり、久しぶりの会場での参加者の方を集めての研修会でした。メインテーマを「User-friendlyな治療を目指して~ハンズオンセミナーでポンプの最先端を体験しよう!」として行いました。ハンズオンセミナーで日本メドトロニッククリニカルソリューションズ部の角山信史先生にSAPについて説明していただき、Minimed770Gと12月4日に発売するMinimed780Gについてご講演いただきました。770Gのスマートガードでは低グルコースのみの対応になり、更に目標血糖値は120mg/dLのみでありました。780Gのスマートガードでは低グルコース値の是正と高グルコース値の補正も行ってくれることがありました。次に「新テクノロジー普及啓発のためには何が求められているのか?」として医療従事者に対して行ったアンケートの結果を、八王子糖尿病内科クリニック看護師の小池真由美先生にご講演いただきました。初心に戻って会の目的を再確認、「普及啓発」という方向性を確かめられました。今後のこの会の方向性が示唆される内容でした。1エキスパートの話2当事者体験3導入経験4reportの読み方・基本的技術などニーズの方向性も、メーカーの講演会との差別化という点では患者さんコラボなども、患者さんを集める参加企画などは別途企画するなどが解り今後の活動を考える糧になりました。全体討論は少し時間をオーバーしてしまいましたが、CSII普及啓発プロジェクトの活動意義を改めて知ることができました。より多くの医療従事者に参加していただき、多くの患者さんに安心してCSII、SAP、CGMを利用してもらえる環境を作っていければと考えます。臨床糖尿病支援ネットワーク