ブックタイトル会報2024年5月
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会報2024年5月
Page 2第251号令和6年5月発行報告平成29年度西東京糖尿病療養指導プログラム日時:令平和成629年年1月7月189日(木日)第10回西多摩・南多摩糖尿病カンファレンスオンライン場所:駒沢女子大学1月18日(木)Web配信にて『第10回西多摩・南多摩糖尿病カンファレンス』が当番世話人の鈴木診療所院長笹本和男先生および市立青梅総合医療センター内分泌糖尿病内科副部長加計剛先生のご挨拶により開催されました。特別講演は、鈴木診療所笹本和男先生のご司会で、昭和大学医学部内科学講座糖尿病・代謝・内分泌内科学部門主任教授山岸昌一先生より『糖尿病患者の抗加齢医療』と題しご講演いただきました。山岸先生は終末糖化産物(AGE)研究の第一人者でございます。そのような中、山岸先生より糖尿病に長らく罹患していると高血糖が持続し、生体内のタンパク質が糖化されやすく、その後の糖尿病合併症の進展を左右するとのお話がございました。AGEを抑える食事・生活習慣のお話もあり、医師、看護師、管理栄養士等、幅広い医療関係者の皆様が目から鱗の講演内容でございました。パネルディスカッションは、『動脈硬化を意識した糖尿病治療』をテーマに、市立青梅総合医療センター加計剛先生のご司会で、町田市民病院糖尿病・内分泌内科部長伊藤聡先生および東京都立多摩南部地域病院糖尿病内科副部長本城聡先生より勤務医の立場からパネリストを務めていただきました。多くの先生方に活発なご意見・ご質問をいただき、大いに盛り上がりました。Webでの開催となりましたが75名の方々に視聴いただき大変有意義な会となりました。報告平成29年度西東京糖尿病療養指導プログラム日時::平令成和29 6年27月79日(水日)西東京CDEの会第22回症例検討会場オンライン所:駒沢女子大学[当法人会員]武蔵野赤十字病院志賀和美[看護師]2月7日(水)に西東京CDEの会企画による「第22回症例検討会」がオンライン(Zoom)にて開催されました。今回は「多職種で考える・家族まとめて糖尿病療養指導-子供が糖尿病といわれたら-」というテーマで、町田市民病院の糖尿病看護認定看護師横内沙織先生より小児糖尿病の症例を提示いただき、20名の参加者が3つのグループに分かれて症例検討を行いました。私のグループでは、看護師、管理栄養士、薬剤師、理学療法士と、まさに多職種の構成でした。全員が普段小児と関わることがほとんどないという状況でしたが、症例が取り組める食事・薬物・運動療法について、沢山の意見が出ました。例えば、運動療法では、あえて、“運動”という言葉を使わずに、遊びや生活の中で身体を使うことができるように、現在使用しているゲーム機でスポーツや身体を動かすタイプのソフトを使用したり、YouTube等のコンテンツを使い自然と身体を動かすことができたら良いのではないかとの意見が出ました。また、母親だけに負担がかからない様、家族全員で取り組めること、学校等、患児をとりまく関係者の支援が必要であること、できるだけ楽しく継続できることを視点に沢山の意見が出ました。ミニレクチャーは、国家公務員共済組合連合会立川病院矢島賢先生より「肥満と2型糖尿病」というタイトルで、小児・思春期の糖尿病の知識と、患児・家族への支援、スティグマなどの社会問題等について、ご教授いただきました。参加者からは、小児から成人へのトランジションについての質問が聞かれ、医療者との信頼関係についても考える場となりました。企画側として、小児をテーマにしたことで不安もありましたが、対象が成人でも高齢者でも、多職種のチームの力のすばらしさと連携して支援を繋げていくという意識の大切さを実感できる会となりました。臨床糖尿病支援ネットワーク