「2025年問題」とは、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になる年です。そして2025年以降は、2200万人、4人に1人が75歳以上という超高齢社会が到来します。これまで国を支えてきた団塊の世代が給付を受ける側に回るため、医療、介護、福祉サービスへの需要が高まり、社会保障財政のバランスが崩れる、とも指摘されています。日本は先進国の中でも類を見ない超高齢社会を迎えようとしています。
そのような社会環境の中、多くの人々が自宅等住み慣れた環境での療養を望んでいることからも、できる限り住み慣れた地域で安心して自分らしい生活を実現できるよう、医療や介護に関わる私たちが連携してサポートしてゆく必要があり、重要であると考えます。
この連携を支えるのは「地域において医療側と介護側の顔の見える関係づくり」です。
糖尿病患者を在宅で支えるために今回『糖尿病在宅患者の療養・介護支援ガイド「糖尿病を持つ人が在宅で健やかに暮らすために」』を作成いたしました。
医療側のできる事・介護側のできる事、医療と介護の双方をみるケアマネや福祉系のできる事など、それぞれの立場でできる事を考えて地域連携による解決策を見出す手助けができると嬉しく思います。
なお印刷物につきましては、準備が整い次第、皆さまへお送りさせていただきます。ご参考までにpdfファイルを貼付いたしますので、内容をご確認いただけると幸いです。
2020年12月25日
糖尿病在宅支援ガイド作成プロジェクト
プロジェクトリーダー 森 貴幸